140字じゃ語りきれない

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BUMP OF CHICKENの話『aurora arc』

えっBUMP OF CHICKENの曲って500件もあるの!?

 

最近BUMPの曲がストリーミング配信されるようになったから、とりあえず音楽配信サービスで曲数が一番多いらしいLINE MUSICに登録したんだけど、BUMPの検索結果が500件もあってウオッ!?となった。

まあ20年以上も続けていれば、500件の曲数は当たり前なのかもしれないけど、その500件と共に生きてきたんだなあと思うと感慨深くなったりもする。

 

2019年7月10日に新盤『aurora arc』が発売されました。

古いファンからすれば3年5ヶ月ぶりなんてそんなに驚くようなことではなくて、ああ、BUMPのペースだなって感じで。むしろここ最近新曲出すペースが早すぎて、いままでの「一年に一曲新曲出る」みたいなペースに慣れてた私は

「えっまた出すの!?」

「えっまたタイアップなの!?」

「えっ!?」

って逆に不安になるというか。

そんなスパンで曲出して大丈夫!? BUMP疲れない?! もっとゆっくりでもいいのよ、全然待つよ、ってね。

 

そんな『aurora arc』がアルバムランキングで1位を記録したみたいですね。

とても嬉しいです。ニュース見てとても喜びました。

私がよく行くコンビニでも「Aurora」が流れてて、その曲終わるまでコンビニ出れなかったりして。

初週198,254枚? ランキングとかあんま見ないからこれがどの程度なのかはいまいちピンときてないけど、ほぼ20万人が発売週にこのアルバムを手に取った事実がスゲーってことはわかります。

正直、案の定いままで出たシングルがほとんどのアルバムだから、どうしよっかなーお金も余裕あるわけじゃないし、来月にでも見送ろっかなー初回限定版は欲しいけど……とかタワーレコードで行ったり来たり、不審者レベルで迷いに迷ったんだけど、その3日後ぐらいには購入してましたね。BDが付いてるやつ。

 

アルバムを1曲目から順番に聴く、を徹底してるのはBUMPファンならではだと思うんだけど、どうなんかな。

BUMPの曲は物語性があって、それがアルバムでも1曲目から通して聴くことで物語になっていたりするじゃないですか。

THE LIVING DEAD』や『ユグドラシル』や『orbital period』は1曲目と最後の曲がOPとEDになってるしね(OPとEDって明記されてるわけじゃないから勝手にOPとEDって思ってるだけなんだけど)。

最近はOPだけ入ってるのかな(WILL、aurora arc)

OPがないアルバムでも、BUMPのアルバムって全てにおいて1曲目が

「始まりですよ!!」

って曲で始まるんですよ。

ガラスのブルースは今じゃもうEDみたいな雰囲気あるけど。

あとBUMPの音源は「ミュージックプレイヤーのサウンド設定がフラットでも最適な音バランス」にしてくれてるらしいです。ありがてえ。

まあ、BUMPって「僕らの音楽が君の元へ届いた瞬間、その音楽は君だけのもの」ってスタンス? ポリシー? じゃないですか。

だからこういう風に聴けとか、この順番で聴け、とか言うつもりはないんですけど、私はやっぱり1曲目から順番に聴きたいかな。初見ではね。

 

 

『aurora arc』良かったなあ〜。今も聴きながら書いてるわ。

アルバムで言うと『RAY』あたりからBUMPの音楽ってまた新たな変化があったと思うんだけど、

あの昔のBUMPのバンドサウンドでギターを重ねて音を厚くしておりゃあああ!!!って感じがなくて、シンセでポップでライトな曲が増えました。

BUMPってもうjupiterの頃から「昔の方が良かった」って言われ続けているバンドで。

要は初期の頃から今現在までずっと音楽が変わり続けていているってことで。

……それってすごいことじゃね?

Twitterでも言ったけど、YouTubeのMVに「俺らが学生のころに聴いていたBUMPを今の学生が聴いてる」ってコメントがつけられていて、私このコメントで目が醒めたみたいになって。

誰の言葉か忘れたけど、「変わらない」ってことは「変わり続けている」と同義だと。

私たちが学生のころ真っ暗な部屋で、ベッドの中で、電車の中で、逃げ隠れた場所で、イヤホンとかヘッドホンとかで聴いていたBUMPの曲を今の学生が聴いている。

受験とか、そういう、「頑張らなきゃいけない部分」のときにBUMPの音楽がある。

BUMPの音楽って確かに変わりました。でも、BUMPの根っこというか、「伝えたいこと」って変わってねーなって。

若い時に直面するアイデンティティのあれやそれ。

迷いとか不安とか。

自分の一番の味方は自分だったり、カバンには一個しか入れていけなかったり、手を伸ばしてくれたり。

私の曲の受け取り方になっちゃうけど、BUMPってめっちゃ一生懸命走ってる時に聴く音楽ってよりも、めっちゃ一生懸命走ってて、ふと段差とかにつまづいてすっ転んで、いてえいてえもう走れねえよ、って時に聴く音楽だなって

いてえいてえって言ってるときに絆創膏貼ってくれて、「いてえよな〜」っつって。

怪我が治りはじめてもう一回俺、走れるかもしんないってなったときに「おう、頑張ってこいよ」って背中を押して、手を振ってくれる。

そんな音楽。

 

『aurora arc』一曲ずつ思ったこと言って掃除しよ〜。

  1. aurora arc:星がまたたくみたいな音。ああ、始まるな〜って感じの曲。わくわくが止まらねえな!? 今回のアルバムってシングルがほとんどなのに全体的にめっちゃ「宇宙」でまとまってるよね。

  2. 月虹!?!?!?! ってなるやつ。突然の疾走感で!?となる。もう嬉しさがみなぎった。しっかりバンドサウンドでしっかり音が厚くて昔のBUMPらしさもあるけど、今の音もちゃんとあって。「あなた一人の呼吸のせいで」って歌詞が好き。あと転調するとこ好き。終わり方もめっちゃ好き。

  3. Aurora人生全肯定ソング。リズム隊が引き立ってて裏でギターがキラキラやる始まり、心がざわざわする。音ハメでとんとんとん(「拾えたら」「クレヨンで」等)、といくところ、好き。サビでぱーんと世界が開けていくような感じたまらんな。歌詞があまりに優しくて涙が止まらんのよな〜〜最後のサビの「ああ、なぜ、どうしてと繰り返して」って歌詞がぐうっ……ってなる。

  4. 記念撮影:MVめっちゃおしゃれなやつだ〜。静かに語りかけてくる曲。この曲PATHFINDERで聴いたけど口あんぐりだった。技術力がすごすぎてロストマンが絶対に着地しない曲だったら、この曲はしっかりと地面に足をつけて一歩一歩確かめながら歩いていくみたいな感じがします。

  5. ジャングルジムふ、藤原基央の歌詞だあ…!! ベンチとコーヒーみたいな、銀河鉄道みたいな、BUMPの曲たちでよく見かける「世界を俯瞰する」曲ですね。サビで一箇所だけでーんと♭になるとこドキッとする。好き。BUMPのアコースティックサウンドの曲いいよねえ。アルペジオ綺麗だな……。夜寝るときに聴くのがオススメ。「欠けた月の黒いところ」って「欠けた心にある見えない部分」って私は解釈したけど皆さんはどう受け取りましたか。

  6. リボン:はあ…。もう…これは…。この曲はもう別次元でクソデカ感情ですよ。「あと何があった、教えて」が良すぎる、「解けないわけじゃない、結んできたんだ」って歌詞も好きすぎる、そうだよな、大変なこともたくさんあったんだろうけど、その都度、結んで来たんだな…。何度聴いても感慨深いなあ。泣いちゃうぜ!? 何度だって言うけど三ツ星カルテットで「俺は星じゃないから三ツ星カルテット」って言ってた藤くんがこの曲で「並べても同じでありたい」「赤い星並べてどこまでも行くんだ」って歌ってるのがもうクソデカ感情がエベレスト越えの山になって大噴火します。何度か目の「もう俺一生BUMPについてくわ」

  7. シリウス:で、出〜〜〜!!!!!っっっけえ!GOでのベースの入りもそうだけど、BUMPの曲で徐々にこう楽器が増えてくみたいなとこ、めちゃくちゃ好きなんですよお〜。チャマのベース大好き。ドラムもギターも好きだけどこの曲特にベースが鬼ほど好きです。サビに入る時にギターが俺俺!!みたいな感じで主張するとこも最高に好き。BUMPらしい曲じゃなあい? 3:17からのベースほんっとやばいから聴いて。LOVE。パンドーラも途中まで観てたけどすごいお話難しかった。SFってお話難しいよね…。

  8. アリア:あまりに綺麗すぎてここわどこだ??ってなるやつ。プラネタリウム聴いてるときに近い。ダダダダダダダダって動きが好き。実家の祖父が亡くなったとき、ずっと聴いてました。「何も言えなかった、忘れたくなかった」って。ライブで聴けてすげー嬉しかったよ。このアルバムいち、スルメ曲だと思います。BUMPの曲の中でも異色だし、微妙、って思っても、何度も聴いてるうちに世界が開けるし、開けた。

  9. 話がしたいよ:ふ、藤原基央の歌詞だあ…!!!(2回目) 「お薬貰ったし 飲まないし」のところ、飲めよ!!って思った。ここあまりに藤原基央すぎて笑ってしまった……「ガムを紙にぺってして」のとこもあまりに藤原基央すぎてふふっとなるじゃんな。歌詞が可愛い。歌詞が可愛すぎて気を取られるけどララララ……(2:47〜)のとこで右耳で鳴ってるギタークッソかっけえからここライブで聴きたいな〜。

  10. アンサー:BUMPの曲で一番好きな曲は何?(BUMPファンが一番困る質問)ってやつでおそらく3番目ぐらいに頭の中に浮かびそうな曲。サビが死ぬほど好きなんだよなあ〜気持ちがぎゅうぅっっっとなる。あと私BUMPのじゃん、じゃん、じゃん、じゃんっていう4拍子の基本みたいなビートとか、あと同じリズムを繰り返すところ好きなんですけど、今聴いたらこの曲もそうだな。同じリズムの中でたまにギターがかっけえ音鳴らすみたいなやつ(Smileバンドバ〜ジョンの最後みたいな)好き。この曲もPATHFINDERで聴いたけどすげーかっこよかったよ。

  11. 望遠のマーチ曲がかっけえすぎる。これ妖怪ウォッチなんだよな…(ほんとなぜ?となる…いやなぜもなにもないんだが…)文章にまとめるのがめんどくせえって思うほど好きなリズム、好きな箇所が多すぎるんですよ、イントロの静けさからの逸るようなリズムとかギターの動きのあとにベースが応えるように鳴ったりとか、サビで藤くんが「行こうよ」って歌った後に楽器たちが代わりばんこに歌うように鳴ったりとか、Bメロから少しリズムにアレンジが加わるところとか、「どれだけ待ったって誰も迎えにこないじゃない」って歌詞とか、2:16〜のドラムの細かいリズムとか、それに乗っかって動くギターとか、ちょこちょこ入るベースとか、「叫びたい言葉が輝いてる」の強さも、好き。一つだけ違う「行こうよぅおっぉー!!」も好きだし「へい!!!」も好き。こんなに楽しくてこんなにワクワクしてこんなに気分がアガる、こんな曲も作れるんだBUMP OF CHICKEN感がすごいです。いやもう大好き。

  12. Spica:星がまたたくようなぴこぴこ音がちかちかと耳を飛ぶのが可愛い。サビに入るときに唐突に重いギターが入ってきて最初聴いたときビクウッ!?となったよね。ぴこぴこと重いギターの対比がとても好きです。つうか単純にギターかっけえです。なにこれ。エフェクター何使ってるの? そのへんあんまり詳しくないので語れないけど、この曲全体的にギターの音が好き。

  13. 新世界あ^〜〜〜;;; ウキウキワクワク楽しいBUMPがまた来ました。この曲も結構異色じゃないですか? 最近のBUMPは結構生きるっていいよね、って言ってくれるんですけど、この曲はもうその最上級というか。ベイビーアイラービューとは歌ってるけどこちらもBUMPの曲なので恋愛ソングではないはずです。いつもの「君と僕」「自分ともう一人の自分」とも聴ける。どう聴いてもOKなのがBUMPソングの魅力。タイトルが「新世界」って。ポップな歌詞のわりにタイトルが壮大なので始めこの曲と新世界ってタイトルが噛み合わなかったです。

  14. 流れ星の正体:藤くんが誕生日のときの引き語りで知った曲。引き語りだと思っていたので、バンドの音が始まった瞬間めっっちゃくちゃ興奮した。私の好きなじゃんじゃんじゃんじゃんのリズム。ファンのお手紙からインスピレーションを受けた曲らしいです。私BUMPの曲はなるべく情報が何もない状態で聴きたい(自分だけの音楽にしたいってのもある)ので雑誌とか読まないし曲ができたきっかけとかわざわざ調べないんですけど、なんかね、ZIPで言ってた。ギターとマラカスとドラムで期待させてからの、3:59ですよ。ああ〜〜〜;;;;涙涙って感じでしょ、音に心がめちゃくちゃにされるってこういうことなんだなって思うよ。厚い音。めっちゃかっけえです。

マジ今回のアルバムどんどん感情がたかぶっていって、どんどん興奮してきて、うわああああって音にボコスカ殴られた後にスゥーッ……って終わるよね。なんか騒いでる間に終わっちゃったよ……。

 

500件もあるの!? で始まったブログですけど、5500文字以上書いた。

140字で収まるわけがなかったな。

こんな感じで語彙力のない、ただ興奮して好きなものを語るだけの誰が読むんだ?ってブログ、やっていきますね〜。

それじゃまた機会があれば。

 

END.